2週間近く、
毎日のように見る夢がありました。
目が覚めたあとは、
冷や汗とドキドキが止まらない。
その夢は、いつも似たような内容でした。
私が車を運転していて、
前の車にぶつかりそうになる。
急ブレーキを踏むのに、
なかなか車が止まらない。
前の車にどんどん近づいていって、
「ぶつかる!」
「止まらない!」
「どうしよう!」
そう思いながら、
ぶつかる寸前でいつも目が覚めるんです。
場面は少しずつ違うけれど、
「ぶつかりそうになってブレーキを踏むのに、車が止まらない」
というパターンの夢を、
毎日のように見ていました。
そして夢では、いつも白い車でした。
さすがに、
「この夢、なんかおかしいな」
と思い始めた頃。
あることを思ったのをきっかけに、
その夢を見なくなりました。
その日もまた、
同じ夢を見ました。
そしていつものように、
汗だくになって目を覚ましました。
その時、ふと思ったんです。
「あっ!
もう一回ブレーキを踏み直せば、止まるんじゃないか?」
そして、
「次にこの夢を見たら、そうしてみよう」
そう思いながら眠るようになりました。
でも不思議なことに、
それからその夢は見なくなってしまいました。
それから数日後。
いつものように、
車で出勤していた時のことです。
私は住宅地の敷地から、
右折しようとしていました。
その場所は、
手入れされていない街路樹が生い茂っていて、
とても視界が悪い場所でした。
車は来ていないと思い、
道路に出た瞬間――
「ぶつかる!!!」
車体の低い、
2人乗りの小さな車が走ってきていたんです。
街路樹が高すぎて、
その車がまったく見えていませんでした。
私は慌てて急ブレーキを踏みました。
でも、
車が止まらない。
「止まらない!」
「ぶつかる!」
そう思った瞬間、
夢のことを思い出しました。
ほんの数秒の出来事だったと思います。
私は一度ブレーキを離して、
もう一度、深く踏み直しました。
すると――
車が止まりました。
ぶつかったと思うくらい、
相手の車とは本当にギリギリの距離。
数ミリほどしか離れていないんじゃないかと思うくらいのところで、
止まることができました。
その時、
「あの夢は、このことを知らせてくれていたんだ」
そう思いました。
もしあの時、
もう一度ブレーキを踏み直していなかったら、
本当にぶつかっていたかもしれません。
私は、
目には見えないけれど守ってくれている存在に、
「ありがとう」
と心の中で感謝しました。
そして、
こういうヒヤリとするような事故や出来事って、
「今の生活を少し見直してね」
と言われているような気がします。
だからこれからは、
もう少し時間に余裕を持って、
慌てずに生活しようと思いました。
そして、そのぶつかりそうになった車は白い車でした。

コメント